FHSW official dev BLOG
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元祖戦車王国にあの戦車がまだ無いのはご不満?
今回は英国の誇る装甲の騎士達をご紹介します!



■A.39 トータス重突撃戦車
□A.39 Tortoise Heavy Assault Tank


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1942年当時のイギリス軍は、北アフリカ戦線において低速、重装甲の歩兵戦車と
高速、軽装甲の巡航戦車の2種類を運用していました。
これらの他にアメリカ軍から供与を受けたM3中戦車、M4中戦車も配備されていましたが、
ドイツ軍が投入したティーガーI重戦車には苦戦を強いられていました。
この事から、従来の歩兵戦車や巡航戦車を強化する計画が推し進められた一方で、
"高速の歩兵戦車"や"重装甲の巡航戦車"のような、両者の弱点を埋め合わせた性能を持つ
新型の戦車を製作するプランも持ち上がりました。
こうして生まれたのが「突撃戦車」という新たな分類でした。

1943年に入り、連合軍がヨーロッパ大陸への上陸計画立案を開始すると、
「大西洋の壁」や「ジークフリート線」といった強固な防御陣地をどのように突破するかが課題となりました。
これを解決するためにアメリカ軍ではT95GMCが製作されましたが、
イギリス軍では1943年4月に、このような防御陣地に対応できるような強力な性能を持つ戦車の開発がスタートします。
1944年2月までに、ナッフィールド・オーガニゼーション社によりAT1からAT18までの18種類の設計案が示され、
その設計案の中の一つであるAT16が、A39トータス重突撃戦車として制式採用されました。
試作車の1両目が完成したのは1945年の8月で、200mmを超える正面装甲と62口径32ポンド戦車砲を固定戦闘室に装備していました。
その後も数両の試作車が生産され、輸送等の試験が行われましたが、計画は1947年にキャンセルされました。

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モデルの公開から時間が空いてしまいましたが、満を持してトータス重突撃戦車がFHSWに登場します!
この戦車は高威力と高い殺傷範囲を持つOQF32ポンド(94mm)戦車砲を主砲として備え、
Besa Mk.III機銃を車体前方に1門、銃塔に2門装備しており、短射程ながら近接防御に適した50mm迫撃砲を車体上面に搭載しています。
煙幕弾は銃塔席と車体前方機銃席からそれぞれ3発と6発発射でき、前方180度を瞬時に覆うことができます。
車両の特性としては先に実装されているT95GMCに近いものがありますが、信地旋回性能についてはやや劣っています。
主砲の貫通性能もT95GMCの105mm戦車砲には劣りますが、搭載された多数の機銃と迫撃砲による制圧力は圧巻で、
対戦車戦闘に特化したT95GMCよりも、本来の要塞突破車両に求められた味付けに近いと言えるでしょう。
多人数の乗員での運用を心掛け、総合的な要塞破壊力を発揮しましょう!



■AT17 重突撃火炎放射戦車
□AT17 Heavy Assault flamethrower Tank


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AT17は1944年2月に計画された、トータス重突撃戦車の計画車両の1つです。
AT16の主砲と銃塔の機銃1門を取り除き、火炎放射器に換装しているのが大きな特徴です。

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FHSWにおけるAT17は主砲の火炎放射器脇に連射性能の高いBesa Mk.III機銃を同軸で備えており、軟目標に対する高い制圧力を誇ります。
銃塔の火炎放射器は全周に攻撃でき、強力な"多砲塔重突撃火炎放射戦車"として拠点の粉砕に活躍するでしょう。
AT17の火炎放射器は他の火炎放射戦車よりも出力が高く長射程であるため、より安全な距離から発射する事が可能です。
一方で中戦車以上の相手には全くの無力であるため、周囲と密な協力が必要です。
敵の要塞を焼き尽くし、王国を勝利へ導きましょう!



■A.28 "クロムウェル歩兵戦車"
□A.28 "Infantry Cromwell"


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1940年よりスタートしたカヴェナンターやクルセイダー巡航戦車の後継となる新型巡航戦車計画のうち、
レイランド・モーターズ社が提案した車両がA.27Mクロムウェル巡航戦車でした。
この車両はロールス・ロイス社の航空機用エンジンであるマーリンエンジンを戦車向けに転用した
ミーティアエンジンを搭載しており、初の試作車が1942年1月に完成する事となります。
この間にクロムウェル巡航戦車は様々な派生車両が計画・製造されましたが、
ロールス・ロイス社によって提案された計画の一つが、既存のクロムウェル巡航戦車の装甲板のみを用いて
派生型の歩兵戦車を製作するものでした。この"クロムウェル歩兵戦車"はA.28の開発番号が与えられ、
巡航戦車との共通部品の利用によって安価に歩兵戦車を生産する事を目的としていました。
このため、A.28戦車の設計はクロムウェル巡航戦車の初期型の設計を単純に拡張したものとなり、
装甲の増加以外はサイズや武装、重量でさえもクロムウェル巡航戦車と同様とする(一体どのように?)ものでした。
更に野心的な案では装甲厚をA.22チャーチル歩兵戦車と同等とするものもありましたが、
最終的な設計図が完成した時とほぼ同じ時期の1941年12月に計画が中止され、試作車生産に移る事はありませんでした。
その後もロールス・ロイス社はクロムウェル巡航戦車をベースとした歩兵戦車であるA.29, A.31, A.32, A.35戦車を
開発しましたが、いずれも中止されています。
これらの計画は(量産されなかったにせよ)クロムウェル巡航戦車の拡張性の高さを示しており、
75mm戦車砲に換装したタイプに増加装甲を取り付けたMk.VIIや、95mm榴弾砲を搭載した火力支援型のMk.VIに
増加装甲を取り付けたMk.VIIIが生産されました。

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FHSWの"クロムウェル歩兵戦車"には、バリエーションとして6ポンド砲搭載型の他に75mm戦車砲搭載型、95mm榴弾砲搭載のCS型が追加されます。
この更新に併せて、従来のクロムウェル巡航戦車にも75mm戦車砲搭載型が追加となります。
"クロムウェル歩兵戦車"は歩兵戦車としては極めて高い機動性能を持ち、最高速はおよそ50km/hとなっています。
計画では重量はクロムウェル巡航戦車と同等ということになっていますが、FHSWでは装甲厚の増分から重量は36tに達すると試算し、これに基づいて機動力を設定しました。
装甲も優秀であり、危険に晒される前面や側面は砲塔と車体どちらも90mm以上の装甲厚を持ちます。
特に車体側面は中空装甲に設定されており,成形炸薬弾に対する高い防御性能が期待できます。
一方で火力は大戦中盤の英戦車とほぼ同等であり、秘密兵器が多数出現するような戦線ではやや火力不足に感じるかもしれません。
それでもなおバランスの取れた高水準な歩兵戦車であることは間違いなく、誰も見たことのない戦線で大いに活躍する事でしょう!



■A.34 コメット巡航戦車
□A.34 Comet Cruiser Tank


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北アフリカ戦線のイギリス軍はアメリカ軍からレンドリースされたM4シャーマン中戦車を1942年9月より運用していましたが、
同年11月のティーガーIの出現により、M4中戦車の75mm戦車砲よりも強力である17ポンド(76.2mm)戦車砲を搭載した
戦車の開発に踏み切ることとなります。1941年4月より開発されていた17ポンド砲は当初から車載を考えて設計されており、
戦力化は容易であると考えられていましたが、実際には砲塔リング径が小さすぎたため、全周砲塔を持つイギリス製戦車への
搭載は不可能でした。1942年3月より生産されていたドイツ軍の長砲身75mm砲を装備したIV号戦車に対抗するため、
A.27Mクロムウェル巡航戦車の車体を拡張し、17ポンド砲を搭載したA.30チャレンジャー巡航戦車の開発が
1942年5月よりスタートしていましたが、駆動系の故障等の技術的な問題により、開発が難航していました。
そのため、拡張性を考慮して砲塔リング径に余裕のあったM4中戦車に17ポンド砲を搭載し、後のシャーマン・ファイアフライ中戦車となる
計画が並行して進められる事となりましたが、その一方でヴィッカース・アームストロング社が自主開発していた77mm戦車砲を車載した
新たなA.34巡航戦車の開発が1943年2月にスタートします。この77mm戦車砲は少々複雑な開発経緯を持ちますが、
最終的には17ポンド砲弾頭に短めの薬莢を組み合わせた物となりました。
A.34巡航戦車はクロムウェル巡航戦車の設計をベースとしていたものの、
砲塔リング径の拡張等で全体の60%以上が再設計されており、派生型と言うよりも新規設計に近い外見となりました。
試作車試験は1944年2月に行われ、同年9月には制式採用と共に"コメット"という愛称が付けられましたが、
部隊配備は翌年の1月に遅れ、実戦に初投入されたのは1945年の3月でした。
A.34コメット巡航戦車は第二次大戦後の朝鮮戦争にも投入されましたが、より強力な戦車砲に換装可能であった
センチュリオン中戦車/主力戦車に置き換えられ、第一線から退役する事となります。

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大戦末期と架空の戦後を担う最後の巡航戦車がFHSWに追加されます!
主砲である77mm戦車砲は、シャーマン・ファイアフライに搭載された17ポンド砲の貫徹性能である160mmからは弱体化していますが、
重戦車にも対抗可能である126mmの貫徹性能を持ちます。またランダムAPDS型も用意されており、
こちらは17ポンド砲の通常徹甲弾を上回る186mmの貫徹が可能です。
装填時間ではシャーマン・ファイアフライが4.73秒であるのに対し、コメット巡航戦車では3.49秒に短縮されており、
装填に時間が掛かる傾向のある末期の戦車の中では大きなアドバンテージとなるでしょう。
一方で運動性能は標準的な中戦車程度で、クロムウェル巡航戦車のような軽快なトップスピードはありません。
代わりに砲塔前方へ煙幕の展開が可能であるので、活用次第では車両の短所を補えるかもしれません。
高水準の性能を活かし、まだ見ぬ戦場へユニオンジャックを掲げに出撃しましょう!




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