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SWの筆頭に上げられることも多い多砲塔戦車というカテゴリですが、各国とも戦間期に若干数が試作されただけで量産配備にいたったのはソビエトの2種のみでした。
一つはFHSW初期に登場していますT-35ですが、いよいよ今回はもう一方、T-28多砲塔中戦車の配備となります!



このT-28は存在自体がレアな多砲塔戦車というジャンルにおいて空前絶後の503両が製造され、戦間期のソビエト陸軍にとっては文字通りの主力でした。
この時期の中戦車としては大口径で強力な76.2mm戦車砲と必要十分な装甲を施され、車両としてのバランスが取れていたのが大きな理由かもしれません。
もっともオーソドックスなこのタイプでは史実で言うところのT-28 1937年型を再現しており、主砲塔に76.2mm L-10戦車砲とDT機関銃3挺、
さらに独立した機銃塔にそれぞれ1挺ずつのDT機関銃を装備しています。
rT-28
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このP-40対空銃架は大抵のソビエト戦車のハッチに装着可能なもので、さらにこれにあわせDT機関銃も新モデルとして用意いたしました。
車体から突き出している機関銃が変わっているのがお分かりいただけますでしょうか?
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独ソ戦が開始される前には、さすがに30mm程度の装甲厚ではまずいと軍も考えたか、増加装甲を施されたタイプも多数製造されました。
独軍により撃破された車両の写真を見ますと大半が増加装甲を付加されていたようですので、開戦時にはほぼすべての車両に対し増加装甲改修が行われていたようです。
車体正面は30mm近く増加し短砲身5cm砲にも耐えられるようになり、側面や砲塔も15mm程度ずつ小分けに強化されて3.7cm級戦車砲に対してはほとんど全周で
耐えることが可能になっています。こちらはT-28Eとして用意されています。
rT-28E
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拡張の余地がある車体を生かして、多数のバリエーションも計画されました。
まずは85mm F-30戦車砲を搭載したT-28-85、および増加装甲付加タイプT-28E-85です。
この85mm戦車砲は以前KV-2-85として紹介したものと同一で、試験的にT-28へ搭載された写真も残されています。比較的初期のうちから相当な火力を発揮できるので
戦車というよりは砲塔のついた対戦車自走砲として猛威を振るいそうですね。
rT-28-85
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さらにこちらが95mm F-39戦車砲を搭載したT-28-95および増加装甲型T-28E-95です。
95mmという口径は世界各国でもかなり珍しい部類の火砲で、戦間期に76.2mm野砲の威力と射程に不満を持ったことより95mm級の野砲F-28が計画され、それを基に
戦車砲として改修されたのがF-39です。先の85mmF-30と比べますと低初速なのであまり装甲目標へ有効とは言いがたく、どちらかといえば榴弾砲に近い性質ですが
口径が大きい分砲弾の重量がありますので貫通できた場合の破壊力は折り紙つきです。史実ではF-28師団砲と同一の砲架を用いて設計された122mm榴弾砲F-25が
試作相手である122mmM-30榴弾砲に負けてしまい没になり、「親亀コケれば皆コケる」とばかりに師団砲も戦車砲も開発が打ち切られてしまいました。
rT-28-95
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一方、少々時代遅れ感も漂いつつあった小転輪を使用した足回りを当時流行のクリスティー式サスペンションと大径転輪の組み合わせに置き換えて
BT並みの高速を発揮させようとした計画もありました。これがT-29です。本来では履帯を外した車輪走行モードで最高速度81km/hを発揮するものでしたが、
BFのゲームシステムでは履帯の脱着が再現できませんのでこの状態で最大速度を発揮できます!
さらにさらに、T-29にも85mm F-30と95mm F-39搭載のタイプを用意しました。戦場を超高速で駆け抜けつつ手痛い打撃を与え走り抜けることが可能なはずです。
ただしT-29には増加装甲仕様は用意されませんので被弾は元のT-28にも増してご法度です。敵砲弾を「弾く」ことを期待してはならないでしょう。
rT-29
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いかがでしょうか、軽戦車であるT-26より上にはもう3号戦車を圧倒してしまうT-34しかなかった初期赤軍へ、ギャップを埋める追加となるわけですが
SW要素も十二分に補充できるものではないかなと思っております。
5挺と1門の火力を以って、爆薬を持ち忍び寄る敵兵を存分に蹂躙しましょう!
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