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戦場を快速で駆け巡り敵情を視察、チャンスさえあれば弱点である後面を取って撃破する、戦法と戦況がピタリとはまった時の軽戦車の立ち回りはとても面白いですね!
米軍にはM18ヘルキャットというこれ以上ない車両が登場しましたが、電撃戦の本家本元ドイツ軍にはあまりこの手の高速車両はおりませんでした。
8輪装甲車プーマは確かにこの範疇に入りますが、どうにも速度が中途半端、車体も長くて撃たれやすい… なんだか今ひとつピンときませんね。
そんなあなたにオススメしたい、今回の新兵器は独軍の新世代軽戦車、新型式II号戦車G/M/L型と5cm自走対戦車砲です!
Today's news is about the introduction of a new generation light reconnaissance tank for German Army, Neue Art PanzerkampfwagenII Ausf.G/M/L,
and self-propelled 5cm Antitank gun.




第一次大戦後の軍備禁止条約を半ば無視しつつ進められた、1930年代前半からのナチスによる新生ドイツ軍の機甲兵力はI号戦車とII号戦車を数の主力とし、
随時III号戦車とIV号戦車を拡充していく計画でしたが、電撃戦という部隊の快速進撃を戦術の柱とするドイツ軍にとって、それら主力戦車の最大速度40km/hという値は
許容しえざる低速でもありました。極端に遅い車両もありませんが、抜きん出た快速を発揮できる軽快な偵察車両もまた、ドイツ軍は持ちえなかったのです。

この状況を打開すべく、II号戦車の後継となる快速の新型偵察戦車の開発命令が出たのが1938年6月のことで、ドイツ戦車開発の系譜で見ますと
I号戦車とII号戦車のいる「第一世代」、III号戦車IV号戦車と38(t)戦車を含む「第二世代」に続いて「第三世代」の軽戦車を作り上げようとした計画でありました。
この開発命令にはMAN社と占領地チェコのスコダ社、BMM社が応じ、スコダ社はT-15軽戦車、BMM社は新38(t)戦車とも言うべきTNH nA軽戦車を作り上げますが
残るMAN社によって作られた、今回実装されるII号戦車L型「ルクス」と比較された結果、不採用になってしまいました。
余談ながら、BMM社の方のTNH nA軽戦車は後に駆逐戦車ヘッツァーのベースとして活用され各部の部品が使われたと言います。
The development of the new reconnaissance tank was started in June 1938. The MAN Co. and Czech Skoda and BMM Co. were applying for this development instruction, but the "VK1303 Luchs" of the MAN Co. was adopted finally.

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さてMAN社が(実際にはダイムラーベンツ社も車体上部や砲塔の設計にかかわっています)完成させたII号戦車L型、愛称はルクスと言いますが
開発段階での名称はVK1303というものでした。前2桁が重量規模を、後ろ2桁が開発通し番号を意味していますので「13トンクラスの3番目の車両」となるわけですが
実は開発開始段階ではもっと軽量の、名称もVK901とされるものでした。これが新II号戦車とも呼ばれる「II号戦車G型」です。
First of all, an experimental type of "VK901" was made as a stage before "VK1303 Luchs" was completed. This is said, alias "Panzerkampfwagen II Ausf.G".

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端的に言えばII号戦車といわれて皆さんが想像するような、今FHSWにいるII号戦車F型を単純に高速化した車両で、外見は大きく変わり足回りはパンターのような
挟み込み転輪を用いた目新しいものになっていますが、装甲板自体の厚みや火力はII号戦車F型からほぼ変わっていません。
結局完成した時期が赤軍のT-34中戦車の脅威が明らかになった頃と重なり、単純に高速であれば軽装甲、弱火力でも構わないという時代ではなくなってしまい、
さらに原計画で最高速60km/h以上を要求されたにもかかわらず、重量増加を無視しエンジンをII号戦車F型からそのままにしたため出力が足りず最大速度50km/hに留まり、
12両で生産は打ち切られてしまいました。
The silhouette had greatly changed from PanzerII Ausf.F into Ausf.G, but contents were almost the same as a Ausf.F though.
Moreover, small number of vehicle were only manufactured because the demanded speed was not able to be achieved.



そんな中、生産がいつ終わってしまうか分からない先代のII号戦車F型の代わりに、VK901を自走砲の車体として活用する案が持ち上がります。
1940年7月に開発命令がMAN社へ出され、火砲大手ラインメタル社も設計援助に加わりました。搭載されたのは当時新鋭の5cm Pak38 L/60対戦車砲でした。
ケッサクなのがこの車両の名前でして、正式名称を「装甲自走砲架1c型5cm38式対戦車砲搭載II号戦車(VK901)」あまりに長くて仕方がないのでPz.Sfl.1cなどと略されます。
この車両は、いわゆる「駆逐戦車」然としたそれまでの対戦車自走砲とは違い、さしずめ米軍のM36ジャクソンのように天井のない開放砲塔に5cm砲を積んでいるので
砲塔を回して全周へ砲を向けることが可能でしたが、42年1月の完成では明らかに遅すぎました。いくらII号戦車G型の2cm Kwk38機関砲よりマシとはいえ、
主な相手となる敵の戦車は、前線から5cm Pak38対戦車砲での苦戦が日々伝えられていた赤軍の新鋭T-34中戦車やKV重戦車だったのです。
全周旋回出来るということは、反動制御の観点から搭載できる火砲も駆逐戦車スタイルより1ランク下の物にしなければならなかったことがここで災いしたか、
さらにはベースのII号戦車G型が12両しかないこともあり、制式採用もされず、試作の2両が現地部隊へ引き渡された後に追加で生産されることはありませんでした。
結局、安価で量産性のよいII号戦車F型が大戦中期までの自走砲の改造元として生産が続けられることとなります。
The idea that remodeled PanzerII Ausf.G to the Self-plopelled gun arose instead of Ausf.F that had already been old-fashioned. The Waffenamt issued this instruction in July 1940, and 5cm Pak38 Antitank gun was installed.
This vehicle was able to turn the gun 360degree by the favor that installed the cannon in the turret. However, 5cm gun was not able to destroy the Russian T-34 tank, so this plan was canceled.

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かくしてVK901計画はご破算になってしまいましたが、偵察を担う軽戦車を更新せねばならない状況に変化はありません。
MAN社はVK901を基に、速度の向上と装甲、武装の強化を計画します。まず駆動系を強化したVK903「新型式II号戦車H型」がVK901の生産仕様車として完成しました。
さらに側後面の装甲を増厚したVK1301「新型式II号戦車M型」が改良型として姿を現します。エンジンと変速機の改良により装甲を強化しつつも最高速は要求値である
60km/hに達し、不整地でも30km/h平均で走ることが可能となりました。
VK1301 that newly strengthened the armor and the engine was made though VK901 was not adopted. This tank was called "Panzerkampfwagen II Ausf.M". This type achieved the demanded speed for the first time.

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しかしこの車両で特筆すべきは装甲でも速力でもなく、武装です。この車両はおなじみの2cm機関砲ではなく、世界でも他に例のない「漸減口径機関砲」を搭載しています。
漸減口径砲とは、開発者の名からゲルリヒ砲とも言われる、砲身が砲尾から先に進むにつれ徐々に窄められている特殊な火砲です。
この火砲用に設計された専用弾薬とともに用いることによって、普通の「搾っていない」火砲よりも高初速で砲弾を撃ち出すことが出来ます。
ドイツ軍はWW2の期間を通して唯一この種の火砲を実用化し前線部隊へ配備しましたが、このうち最も小さいものは2.8cm sPzB41 重対戦車銃と呼ばれるものでした。
発射前は直径2.8cmの弾丸を、砲口から飛び出すときには2cmまで搾るこの「対戦車銃」は1940年の終わりから配備され、伝聞によるとIS重戦車の正面下部を
貫通し撃破した戦果を持つ火砲のエポックメイキング的存在でした。これをベルトリンク給弾の自動砲にしたものが開発名称Geraet8202、正式名称2.8cm KwK42です。
どうやら先に2.8cm重対戦車銃があったというわけではなく、この特殊弾丸の試射試験の利便を図るためGeraet8202が用意され、単発の重対戦車銃が制式化されたようです。
ただしこの砲は砲弾を搾りつつ進ませるわけですから当然砲身内部がとても磨耗しやすく、かつ専用弾薬の原料がドイツ本国では産出しないタングステンですから
資源枯渇を懸念され、大口径のもの数種を実用化出来てはいたもののついには大規模配備には至らなかった悲劇の火砲でもあります。
2cm機関砲のタイプと選択する形でII号戦車M型への搭載が計画されたこの自動砲は24丁が用意されたようですが、II号戦車M型自体がたった4両しか作られず、
それらも後述の「ルクス」に改装されてしまったので実戦での使用記録は今のところ見つかっていない、まさにシークレットウェポンです。
In this vehicle must pay attention to armaments especially. It is the only example in the world where "Tapered-Bore machine gun" was installed in the tank.
This machine gun is the one made at an experimental stage of 2.8cm sPzB41 Heavy Antitank Rifle. This gun can defeat the Russian heavy tank in using special APCNR ammunition.
However, a little number was only made for the examination because this gun demanded valuable tungsten as a raw material of the bullet.



そして、VK1301 II号戦車M型をステップに、最終的な進化を遂げたのがVK1303「Sd.Kfz.123 II号戦車L型 ルクス」です。
偵察戦車として潜在能力を最大限に引き出すべく、車体を若干大型化して大型の無線機を搭載し乗員をそれまでの3名から4名へ増員しています。
砲塔も、これまではII号戦車F型から大差のない形状だったものを全面的に設計しなおし、全周旋回可能なペリスコープを2基装備し偵察能力を引き上げています。
転輪はそれまでとは違って向こうの見えない「ディスクタイプ」を採用しており、対戦車ライフルやHEAT弾に対する若干の防御力向上と転輪の泥詰まりを予防する
意図があったのでしょうか、試作の頃からすると随分印象が変わっています。
これらの変更によって重量は13トンまで増加していますが、VK901からの経験を生かし駆動系になお一層の改良が加えられ最高速度は60km/hを維持しています。
ただしエンジンはII号戦車M型と同じものなので加速力に若干不安がありますが、FHSWではSW要素として、ペーパープランで終わってしまった「VK905」に
搭載が予定されていた新型の小型高出力エンジン「HL100」を搭載する措置をとりました。
"VK1303 Panzerkampfwagen II Ausf.L Luchs" that the MAN Co. finally made it up based on a current research.
The design of the hull and turret are renewed to raise the efficiency of the reconnaissance, and Transmission unit is improved too.
In addition, high-powered engine "HL100" was installed as Secret Weapon element in FHSW.

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このエンジンは1942年当時ドイツの重車両向けエンジン製造最大手であったマイバッハ社が作成した図表「1935~42年までのドイツ戦車の機関室容積の変遷」の中にのみ
見つけることの出来るもので、その図によればII号戦車G型と大差ない機関室容積でありながら倍以上の400馬力を叩き出すことの出来る怪物エンジンです。
一説には、戦争末期のEシリーズ計画の最軽量車両、E-10駆逐戦車へ搭載する予定だった、という話ですが、これもやはりよく知られていない謎の多いエンジンです。
このエンジンによって米軍のM18ヘルキャット並みの加速を得ることができ、整っていない路面でも軽快な機動が期待できます。
ただ、その速度のまま操作を誤り事故を起こすと、高出力エンジンによる自らの速度を死刑執行人にして致命的な結末を招くことになりますが…。
This engine can generate the twice power and not very different size from VK901's one. This engine was said that there was a plan installed in E-series in the closing days of the war.
Luchs can gain mobility similar to the M18 tank destroyer of the USArmy in using this engine.

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武装は始祖であるII号戦車F型から変化のない、2cm Kwk38機関砲に逆戻りしていますが、補助兵装としてFHSWでは初となる「発煙弾発射器」が実装されています。
偵察員の乗る2番席で発射するので一人で運用している場合はとっさには使いにくいでしょうが、一度に6発まで連射出来ますから緊急時には助けになってくれるはずです。
開発開始時点の計画では42年には量産を開始し、発注数はなんと800両を数えていました。ですが戦況の変化や度重なる改設計により遅延また遅延、
やっと43年9月から生産が始まりましたが、それ以前の43年1月の時点で「II号戦車L型の生産は初めの100両で終了とする」という命令が出されており、
先に申しましたとおりII号戦車M型から改装された4両を含めて、たった104両が作られ、戦車師団の機甲偵察大隊に配備されたにすぎませんでした。
初めの100両以降は5cm Kwk39 L/60を積んだ火力増強型で作られる予定でしたが、結局それもお流れとなり、以降の独軍偵察兵力は装輪装甲車が担うようになります。
この火力強化型の愛称が「レオパルト」と呼ばれており、これをVK1602の名称がつく別の偵察軽戦車と同じものを指すのかどうか、情報が錯綜しており明言が出来ません。
先のPz.Sfl.1cのことやVK1301 II号戦車M型に同じく5cm砲を積んだ火力強化計画を「レオパルト」と呼ぶ資料もあり、更なる詳しい研究が待たれるところです。
This vehicle is equipped "Smoke grenade dischargers" first time in FHSW besides 2cm machine gun of primaly arms. Only 104 VK1303 were made because development had been delayed and obsoleted.
This has been canceled though armaments were scheduled to be changed from the 101st of mass production into "5cm KwK39 tank gun".



開発の始まった1930年代最末期は、主力中戦車であるIII号戦車やIV号戦車も正面装甲30mm、側面15mmという時代でしたから、新型II号も全く同等の装甲を持ちつつ
速度は5割増しという快挙を達成しているかに思えました。ですが、開発の遅延とその後の戦況の変化があまりにも影を落としすぎました。
開発が完了し量産の始まるころには傾斜装甲全盛の時代となり、殆ど垂直の装甲板で構成されたルクスではもはや時代遅れもはなはだしくなってしまっていたのです。
そのうえ武装は古式めかしい2cm機関砲、西部戦線の米英軍ならともかく、最大の懸念である東部戦線の赤軍戦車を撃破するなぞ夢のまた夢となってしまいましたが
それでも戦力困窮に悩むドイツ軍により大戦終結まで必死の運用が続けられ、今は戦禍を生き延びた数両のルクスが各地の軍事博物館に展示されています。

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ですが、FHSWにおいては戦車の性能は必ずしも勝利に直結しているわけではない、ということは勇敢なる戦友諸氏はご存知のはずです。
幸いにしてII号G型は大戦初期マップにも登場することが出来ますし、ルクスの軽快な機動力は敵戦車の砲塔旋回より早く戦場を横切れるかもしれません。
II号戦車M型と5cm自走対戦車砲の火力は車両速度もあいまって、相当なストレスを敵に与えることが出来るでしょう。
戦場を我が物顔で走り回る特権を持つ偵察戦車に、あなたも乗ってみませんか!
Because a strong Russian tank was an enemy in the history, military results cannot be so left, and Luchs of few vehicles survives the war, and it is exhibited in War Museum in various places now.
It is possible to take an active part depending on you.
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