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対戦車兵なのにF2F3?
もう大丈夫、これさえあれば、小銃タ弾の威力不足に泣くことはありません。
今回は試製四式七糎噴進砲、通称「ロタ砲」の登場です。

The "Type4 70mm Anti-Tank Rocket Launcher", commonly called "Ro-Ta-Ho" was done.
(We tried to translate news this time. It is not clear yet that we keep on translating or not.)

第一次世界大戦にて出現した戦車は、こと歩兵にとって厄介な敵でした。
これらに対して各国軍の対応は、収束手榴弾により肉薄戦闘、野砲の直接照準射撃、幅の広い対戦車壕、果ては当時の新兵器たる航空機の地上攻撃投入等、およそ考え得るものは何でも使うといった様相でした。
また、この新たな敵に対しては既存兵器の流用に留まらず、専用の新式装備を割り当てるといった流れも生み出していました。
その過程で生まれたものとして、M1918“タンク・ゲヴェーア”から始まった対戦車ライフルの系譜があります。

Tanks, which were invented in WW1, are cantankerous enemy for infantry. They triggered new weapon development, the Anti-Tank weapons such as M1918 Tank-Gewehr.

さて、時は流れて1942年の我が陸軍に至っても、やはり歩兵用対戦車火器の模索は続いていました。
古くは試製一三粍手動砲に始まり、九七式自動砲、九九式破甲爆雷等、様々な物が考案されていましたが、
威力不足・大重量・コスト高・射程不足など様々な理由から、決定打のなるものはありませんでした。

A long time lapsed, in 1942, Japanese Army were seeking new infantry Anti-Tank weapons.
They were already developed 13mm manual loading Anti-tank rifle as experiment, and then Type 97 automatic ATR, Type99 Magnetic Charge (known as "Turtle Mine"). But these weapons were too heavy, expensive, or weak.


開発側、用兵側ともに、この難題の解決には随分と頭を抱えたであろう事は想像に難くありませんが、
1943年に至ってドイツより成形炸薬弾(タ弾)の技術がもたらされた事により、光明が見いだされます。
これは運動エネルギーではなく炸薬の化学エネルギーによって装甲を貫通するものであり、砲弾の存速に影響されずに一定の貫通力を得る事が出来るという特徴がありました。
高初速は長砲身、即ち大重量に直結しますから、この特徴は歩兵携行火器としては極めて有利なものでした。
早速この理論を活かした武器として、三式対戦車手榴弾や二式小銃擲弾などの武器が開発されます。

In 1943, Japanese forces imported the H.E.A.T. technology from Reich. It was good solution for infantry Anti-Tank weapons because its performance not depend on projectile velocity. Long and heavy barrel for high velocity is no longer required. They developed new weapons like Type2 40mm Rifle Grenade and Type3 Anti-Tank Grenade forthwith.


しかしここに至って、投射手段の問題が生じます。
成形炸薬弾の装甲貫通力は概ね口径に比例するところがありますが、大口径のタ弾は小銃擲弾として発射するには少々重すぎたのです。
九七式自動砲から発射されるライフルグレネードとして“ジテ弾”なども開発されますが、これでは自動砲自体のコスト高と配備数の少なさから逃れられません。

However, It caused new problem. High penetration H.E.A.T. projectiles had larger diameter, so it becomes too heavy for firing as rifle grenade. The army also tried to fire huge grenade from Type97 ATR, but this solution can't avoid the ATR's high cost and heavy weight.


一方、タ弾の伝来と前後して、日本軍はガダルカナル島にて米軍の新兵器“バズーカ”と遭遇することになります。
これはロケット噴射によって弾丸自体に推進力を持たせることにより、これまでにない大質量の投射能力を歩兵に与えることに成功しました。
少し遅れてドイツからも同様な兵器“パンツァーシュレック”の図面が提供され、ロケット推進によるタ弾の投射という一つの道筋が示されたのです。

At this time, Japanese forces encountered American Bazookas. Its projectile has thrust power, so it provides heavy weight projection ability to infantry without heavy huge gun. Also Panzerschrecks were imported about these time. They had set a course of Japanese new Anti-Tank weapons.


実はロケット弾に関しては、陸軍は早くも昭和7年より“ろ弾”として基礎研究を進めていました。
これは当然ノモンハン事変より、古くソ連軍機よりRS-82ロケット弾を撃ち込まれる以前の事でありますから、
他国兵器の模倣としてではなく陸軍の独自研究として始まったものと思われます。
これらの研究は昭和18年に7cm、9cm、15cm、20cm、24cmの各種“ろ弾”として試作されましたが、一般火砲と比べて精度が悪いことから不評でありました。
しかし歩兵携行火器として近接戦闘に用いるのならば、多少の精度の悪さも大きな問題とはなりません。
そこで、新規開発する歩兵携行のタ弾投射機についても、発射機自体は米独のものを参考としながら、
弾薬については下積みのある国産の7cmおよび9cmロケット弾を元に開発が進められることとなりました。

Actually, rocket weapons were not something new in Japanese army. They had already started rocket weapons development in 1932. These weapons was completed in 1943, with 7cm, 9cm, 15cm, 20cm, and 24cm version. But they fell into disrepute because of bad accuracy. Though, using rocket in infantry combat not needs very accuracy. So, Japanese new H.E.A.T. projector was developed on experienced Japanese 7cm and 9cm rockets.


さて、ロケット弾は通常、火砲のような重い旋条砲身を用いないため、弾道の安定の為には特別の工夫をする必要がありました。
一つは翼安定方式であり、弾体の末端に設けた薄板によって空気を受ける事によって風見鶏のような効果を得て安定を図るものでした。
これはバズーカやパンツァーシュレックといった歩兵携行ロケット弾のみならず、有名なカチューシャロケット、ひいては迫撃砲弾などにも用いられている一般的な方法でした。
これは比較的簡易な方法ではあるものの、横風の影響を受けやすく精度が低いという問題がありました。
もう一つの方法としては、ロケットの推進ガス噴出孔を弾の垂直軸より傾けておき、推進力の一部で以て弾体を旋転させ、ジャイロ効果により安定を得る案です。
これは旋転を与える方法こそロケット弾特有のものではありますが、ジャイロ効果による安定という方式自体は一般火砲と同様で、実績のある方法とも言えます。
翼安定方式と違って余計な抵抗元を持たないことから風による影響も少なく、ロケット弾としては比較的良好な精度を得られる方法でもあります。

Well, rocket projectiles has two way of stabilization. One is fin stabilized, the other is rotate stabilized. Rotate stabilized rockets were less influenced by wind. but warhead rotating causes bad effect to the penetration capability.


明治の国軍制定以降、一度として満足な砲弾生産量を達成できたことのない日本軍としては、少しでも精度に優れる旋転安定方式を採るのは当然の流れでありました。
通常の榴弾を用いるのであればそれでも問題ありませんが、タ弾の投射手段としては、これはあまり適当な選択とは言えませんでした。
というのも、弾体の回転は、成型炸薬弾頭の貫通力を低下させる働きがあったためです。
しかし、当時は成型炸薬弾についての研究がそれほど進んでいなかった事もあり、旋転の影響や最適な弾頭設計等の理解も進んでおらず、性能についてはある種の運試しに近いものがありました。
この運試しが“当たった”例としては,88mm口径で200mmを超える装甲貫通力を持つパンツァーシュレックや、弾径僅か40mmでありながら一説によると100mmの貫通力を持っていた二式小銃擲弾があります。
旋転安定の影響か、あるいは弾頭設計の問題か、試作された穿甲榴弾は、7cmという比較的大きな直径を持ちながらも装甲貫通力80mm程度に留まりました。
しかし、その程度の貫通力であっても現在までに確認されている敵戦車に対して十分効果的であるのは明らかで、直ちに“四式七糎噴進穿甲榴弾”と“試製四式七糎噴進砲”として制式化されることとなりました。
ロケット弾の終端速度は160m/sと、この種の武器してはかなりの高速であり、命中率は距離100mにおいて60%と目されていました。
因みにバズーカのM1ロケット弾は82m/s、パンツァーシュレックのRPzBGr4322では105m/s程度の終端速度であったといいます。
尚、弾丸に効果的な旋転を与えるために、砲身を飛び出した後もロケット噴射は短時間継続したので、射手は火傷を防ぐために顔を防焔布で覆うものとされていました。

Around that time, that effect was not well known, so the army chose accurate way. In experiment, the rocket penetrated 80mm armor. It was not so good as Panzershcreck or Bazooka, but it had been considered that still effective against sherman tanks. The rocket and launcher passed trial, and adopted as "Type4 7cm Rocket Propelled Armor Piercing Grenade" and "Type4 70mm Anti-Tank Rocket Launcher". The rocket reached 160m/s, that was faster than Bazooka and Panzerschreck, and its hit ratio was estimated 60% at 100m distance. Its propellant was burned short time after fired from barrel, so gunners must wear face mask.


この発射機は前述の通りバズーカやパンツァーシュレックを参考としてはいましたが、日本独自の変更も加えられていました。
まず特徴的なのは二脚であり、これはバズーカに比して重量のある本体を、体格に劣る日本軍兵士でも安定させて発射できるようにする方策でした。
また、携行に便利なように砲身を2つに分解可能であるのも本家バズーカ/パンツァーシュレックにはない特徴でした。砲身は3つの蝶ねじによって容易に分解結合することが出来ました。
ロケット弾の点火方式にも、独自形式として打撃式が使用されました。これは、わが国においては本家のような電気点火方式よりも生産上有利であることが理由と考えられます。
照準器としては孔状の照門と2つの照星が設けられ、それぞれ50mと100mの照準距離に対応していました。

The launcher was based on Bazooka and Panzerschreck, but it had some improvements. It had bipod for stable firing in prone position. And its barrel can split-off to two part for better mobility. The barrels was connected by three thumbscrews. Unlike competing weapons, rockets was ignited by striking pin, because it was easy to mass-production than electric devices in Japanese factories. Its maximum range was estimated as 750-800m, but effective range is 50-100m. So the sights has two holes for these distance.

RoTaHo7cm.jpg

また、威力増大型として9cmロケット弾を使用する“九糎噴進砲”も製作されており、ほぼ七糎型のスケールアップ版と言える形状をしていましたが、重量増大への対策として後脚が追加されていました。
装甲貫通力は120mmに強化されていましたが、弾頭重量の増大から、弾速は106m/sへとやや低下しており、特に遠距離における命中精度は幾分低下したものと予想されます。
これらの噴進砲、通称“ロタ砲”は有望な対戦車火器であり、また空挺部隊の迫撃砲に代わる支援火器としても期待されました。
そして小倉・大阪の両造兵廠で終戦までに3500門前後が生産されましたが、何もかもあまりにも遅すぎ、前線部隊への配備は遂に間に合いませんでした。

Also there was planned 9cm variant to improve performance. It has 120mm penetration, but the rocket's velocity was reduced to 106m/s because of its weight. These rockets was expected as not only anti-tank weapons, but also replacement of mortars in paratrooper. And about 3500 units was produced in Osaka and Ogura Arsenal, but not entered war.

RoTaHo9cm.jpg



ゲーム中の性能としましては、二脚を装備しているために精度が高く、また伏せ状態にすることで照準の散らばりを素早く抑えることが出来ます。
また、装甲貫通力は他の歩兵携行火器と比べて幾分劣りますが、炸薬量が極めて多いため貫通後の破壊力自体は大きく、また歩兵等に対してある程度の範囲効果も期待できます。
特に9cm版は8kg超の弾量に1.6kgもの炸薬を備えているため、通常の75mm級火砲を上回る破壊力を発揮するでしょう。
各マップへの配備としては、各種本土マップでの鹵獲バズーカの置き換え等、ピックアップキットとしての配置が主となる予定です。

In game, its bipod provides better accuracy in prone position. And, while its penetration performance not so great, because of heavy charge, it gives very serious damage if penetrated. You will see this weapons mainly in Japan main land map, and it replaces some of "captured Bazooka" kits.

RoTa0.jpgRoTa.1.jpgRoTaa2.jpg

また、今回新たに作成されたモデルは、国立公文書館 アジア歴史資料センターにて公開されている「試製七糎噴進砲説明書」という当時の実際の資料に基づいています。
3Dモデルとしての再現度は現在のところ随一の物と自負するところでありますが、如何でしょうか?

This 3D model is based on original instructions manual(1944) which published in National Archives of Japan. So I think, it is one of the most historical 3D model of this weapon. Isn't it?

それでは、間に合わなかった兵器の代表例の一つとも言えるロタ砲、そのFHSWでの活躍をお楽しみに!
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