FHSW official dev BLOG
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BG42とFHSWとの間で交わされたモデル交換協定により、FHSWではイギリス初の分野となる、ある装備が調達されました。
ここ最近追加されている末期SW達と比べ、一見牧歌的に見える大戦初期への貴重な援軍ですが、今回の記事はそれだけではない…?詳しくは本文へ!



FHSWはもとよりFHの時より、英国には軽中型爆撃機は存在せず、少々大きく使い勝手の悪いウェリントンか、米軍のB26などをレンドリースとして使っている状況でした。
今回提供されましたブリストル・ビューフォート雷撃機は、その間隙を埋めることの出来る多用途攻撃機です。



この機体は1935年、英国空軍省の提出した仕様M.15/35という、陸上雷撃機を調達する要求と、当時英軍で偵察・爆撃機として就役していたアブロ・アンソンという機体の
後継機を要求する仕様G.24/35という2つの仕様に沿ってブリストル社にて開発がはじまりました。当初はそれぞれの仕様に対して1機ずつ提出する予定でしたが、単一機種にて
両仕様を満足させられる機体が開発可能であるとして、ブリストル・タイプ152という試作機が完成します。これに対して更に詳細な仕様10/36が指定され、かくして
タイプ152はビューフォートとなりました。ただし、新型エンジンの不具合や既存の機体からの生産ラインの明け渡しなどで初飛行は38年までずれ込んでおり、量産型が
1線部隊へ配備となったのは要求から実に5年後、1940年になってからでした。

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開発配備に5年もかかったぐらいですから、1940年代の雷撃機としても性能は少々不本意なもので、それでもなんとか配備当初は英本土や北海、大西洋にて戦っていました。
42年にはドイツ戦艦グナイゼナウ、シャルンホルストに対し攻撃を仕掛けるなど、真っ当な第1線機としての戦闘もしています。ただ、1943年に入ってくるとさすがに損害も多く、
強敵の多い英本土を離れ、地中海や中東方面に活躍の場を移すことになります。44年までくると今度は船団攻撃などの任務に忙しくなり、性能が不憫だのと言う割には
なんだかんだと終戦まで頑張ってしまいました。それもこれも試作の段階で多少の初期不良を押して高出力の新型エンジンを積んでおいたおかげでしょうか。
総生産数の4割、600機ほどはオーストラリアにてライセンス生産され、爆撃、雷撃、機雷の散布に対潜哨戒と日本軍相手に更なる活躍を見せました。
FHSWでは米軍の双発爆撃機などと同じように、1番席で使える前方機銃がありますので歩兵の掃討に重宝しそうです。

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英軍の双発機というと、同じブリストル社のビューファイター戦闘機が戦記漫画などでも有名ですが、このビューフォートはその発展原型機という立場にあります。
ビューフォートの開発と同じ時期にスタートしたビューファイターの開発でしたが、試作設計案が軒並み失敗作であることから開発は遅延し、既に完成していたこの機体の
各部の設計図面を流用し、双発戦闘機として作り上げてしまったのがビューファイターです。性能的には後発である分ビューフォートを凌駕しており、実質的な後継機として
ビューフォートの総生産数2000機に比べ6000機という数字を残していきました。とはいえ、ビューファイターも戦闘機としては決して高性能とは言えず、夜間戦闘や爆撃任務に
活路を見出したようです。

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さてこのビューフォート、FHSWでは本来の雷撃機型と爆撃機型を用意してありますが、次期版での爆撃は一味、いや二味ぐらい違ったことになっています。
一部の機種ではなんと艦艇攻撃のための特殊テクニック「反跳爆撃(スキップボミング)」が可能になりました!


FHSW ver0.4 "Skip Bombing" Preview


反跳爆撃とは、通常の爆弾から安定翼をとりはずし、水切りの要領で海面を飛び跳ねさせて敵艦の側面へ爆弾を叩き込む戦術です。これにより急降下爆撃が出来ない
機体でも、急降下爆撃並みの高い命中率で敵艦を攻撃することが出来るようになりました。

この戦術を行なうには機体と爆弾がこれに対応している必要があります。まずは各航空機の右下にある弾薬アイコンをご覧ください。爆弾が水面を跳ねているイラストが
付いているものだけが反跳爆撃を行なうことが出来ます。あとは、雷撃の要領で低空を飛びつつ投下すれば反跳爆撃が出来る手はずですが、少々コツが必要ですので
これを体得するまでは成功させるのは困難かもしれません。速度はできるだけ速い方が成功しやすいでしょう。高度が高すぎれば跳ねずに着水してしまうし、低すぎれば
跳ねた爆弾が機体に当たって自爆してしまいます。史実でも自爆問題はどの国でも解決困難だった様ですので、その点ではリアルな設定といえなくもないでしょうかw
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このテクニックを使えば、B17のような大量の爆弾を備えた機体でも一回の通過で全弾をばら撒き、命中させることが(理論的には)可能です。
急降下爆撃の降下タイミングを誤り、これまでだったら一度離脱せねばならなかったときでもそのまま反跳爆撃に切り替えて攻撃することも出来るようになります。
ただし低空を飛ばねばならない以上、どうしても対空砲火や敵戦闘機の餌食になりやすいです。命中率をとるか、生還を期すか、機長の戦略が分かれるところです。
さらに、ある程度の装甲を持つ艦でしたら、側面への250kg爆弾程度では有効なダメージとはいえない場合もあります。その場合は急降下爆撃機に任せた方が得策でしょう。



陸上でも反跳爆撃は行なわれました。これはドイツのヤーボ(戦闘爆撃機)乗りたちが編み出した対戦車戦術で、50kg程度の軽爆弾を戦車へ当てるために行なっていました。
陸上を跳ねさせるためには弾薬アイコンに白い地表面を跳ねているイラストが書いてある必要がありますが、やり方は海上の場合と同じです。ただしまっ平らな海上と違って
地面には起伏があり障害物もありますから難易度も桁違い、いよいよ自爆が多くなりそうです。地上で跳ねさせられる爆弾は水面でも同じく跳ねさせることが可能です。
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ビューフォートはなんといいますか、晴れ晴れしい大戦果や取り立てて書くべき開発時のエピソードなどもなく、正直にいってしまえば地味な機体ではありますが
縁の下の力持ちとはまさにこの機体のことです。脇役ですが、FHSWに彩を加えてくれることでしょう。







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